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2025シーズンJ1の優勝ラインと残留ラインを予想してみた

概要

昨日一昨日の記事では、各チームの優勝確率と降格確率を算出した。せっかく回したシミュレーションなので、まだまだ結果を擦って記事を量産していくつもりである。
今回はチームごとではなく最終順位そのものに着目し、平均的にどの程度の勝ち点を積み上げていたかを確認することで、いわゆる「優勝ライン」「残留ライン」を見積もってみる。
なお、シミュレーションは31節までの結果を元に行っており、昨日行われた試合は考慮していないことに注意されたい。

結果

優勝ライン

順位 平均 標準偏差 中央値
1位 71.6 2.83 71
2位 67.5 2.07 67

優勝チームの勝ち点は71.6±2*2.83、すなわち約66~77の範囲であると見積もられた。予測としては幅があり面白みに欠けるので、ここは大胆に平均・中央値から71 or 72と言い切ってしまおう。 一方2位の平均勝ち点が67.5、標準偏差2.07なので、72以上の勝ち点になることはめったにない。これも踏まえて優勝ラインは71 or 72と考えてよいだろう。

残留ライン

順位 平均 標準偏差 中央値
17位 40.7 1.94 41
18位 38.3 2.07 38

ギリギリ残留の17位の勝ち点は40.7±2*1.94、すなわち約37~44の範囲であると見積もられた。優勝予想よりは少しタイトであるがやはり幅がある。優勝予想同様、ここは平均・中央値から40 or 41と言い切ろう。 18位の平均勝ち点が38.3、標準偏差2.07なので、43以上で確実に残留といえる。過去勝ち点43以上で降格したクラブはないはずなので、「それはそう」といった感じ。

まとめ

このシミュレーションでは、優勝ラインは71 or 72、残留ラインは40 or 41と予測された。
「残留ライン40説」はファンの間でもまことしやかにささやかれているが、今回の結果でも同様の傾向が確認できた。
一方、優勝ラインは毎年いくらか変動があるため、一概に「この点数を取れば安心」という定説は(私の知る限り)存在しない。しかし、混戦模様の今シーズンの予測としては妥当な目安と言えるのではないだろうか。